「俳優」統一が難しい理由
報道媒体は「俳優」と「女優」をどう使い分けているのか。
秋元さんの結婚報道(20年6月)では、ウェブメディアの多くは「女優」表記、新聞・通信社は「俳優」(毎日、共同)、「女優」(朝日、産経、読売)だった。「俳優」表記をした媒体も、別の記事では「女優」を使っており、明確な決まりはないとみられる。新聞用字用語集「記者ハンドブック」(第13版・共同通信社)でも言及がない。
毎日新聞校閲センターのブログ記事「女性の『俳優』と『女優』 なぜ混在?」(16年5月公開、20年9月更新)によれば、同社は「かつてよりは女性の方についても『俳優』と書くことが増えていると思います」という。
一方で、「プロフィルの記事では映画賞や演劇賞などの受賞歴を紹介することが多いのですが、多くの賞の名前が「女優賞」「男優賞」となっているので、どうしても混在することになってしまいます。一律には決められず、記事のいろいろな要素を考慮してケース・バイ・ケースというのが現状なのです」と俳優表記への統一は難しいとする。
明日からまた、頑張ります??♀? pic.twitter.com/5N8CNIhGS9
— SAYAKA AKIMOTO (@akimotooo726) April 6, 2021