2021年4月4日放送の「真相報道 バンキシャ!」(日本テレビ系)について、一部視聴者からあらぬ指摘が上がっている。
同番組はこの日の放送からフリーの福沢朗アナウンサー(57)に代わって日本テレビの桝太一アナウンサー(39)が出演することもあり、スタジオ内のセットをリニューアルしていたが、放送開始から30分を過ぎた頃から、視聴者からセットに関しての疑問の声が上がったのだ。
あるアカウントは「え、バンキシャリニューアルしたと思ったら中指立ててる」と、番組のキャプチャー画像をアップしつつ指摘。また、別のアカウントも「バンキシャの背景に、中指は私だけ?」と、自らの目を疑っているのだ。
「何かを意図しているデザインではない」
中指を立てた手というものは相手を中傷するジェスチャーであり、世の中では広く忌避されているものだ。そんなデザインがテレビ番組のセットに描かれているとしたら、それこそ一大事である。
そこで、J-CASTニュース編集部は当該の放送回を録画で確認。すると、放送時間中となる同日18時22分台に、それらしきシーンがあった。
新型コロナウイルスの流行についてパネリストとトークを進める桝アナが大写しになった際、本人の背後には黄色い板で作られたセットがあった。セットにはハンマーや歯車をかたどったと思しきデザインが多数刻まれていたが、その中に、視聴者が指摘する中指を立てた手に見えなくもないデザインが、確かに確認できた。
番組の放送では、この後も桝アナが同様のカットで大写しになるシーンがあったため、 問題のデザインはその度に画面の向かって右側、桝アナの頭の近くに映し出されていた。このため、視聴者からはその後も、「ふとテレビをつけたら、バンキシャの美術セットに中指を立ててる印が! コレって大丈夫なのかな?」といった声が上がり続けるなどしていた。
J-CASTニュース編集部は7日、このデザインが何を表わしているのかについて、日本テレビ広報部に取材した。担当者は、このような指摘が出ていることについては把握していないとしつつも、「何かを意図しているデザインではない」と回答した。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)