サッカーのJ2・松本山雅FCは2021年4月5日、今季ホームゲーム3試合で実施した「ホームゲーム抽選会」の景品の中に、賞味期限の切れた飲料が含まれていたことを発表した。同クラブは同日、公式サイト上で謝罪のコメントを発表し、再発防止に向けて景品、物品の在庫管理方法を見直すとしている。
当選者から連絡受けて判明
同クラブの発表によると、当該飲料は24缶入3ケースで、当選者から連絡を受けて判明したという。
同クラブは公式サイト上で「ご来場いただいた皆様にはご迷惑とご心配をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、「なお、当該飲料を賞味期限以降に召し上がられましても、健康被害の可能性は低いことを製造元に確認しておりますのでご安心ください」としている。
また、該当景品を受け取った当選者には景品を交換する意向を示しており、「景品をご提供いただきましたキリンビバレッジ様には、弊クラブの管理不徹底によりご迷惑をおかけしますこと、重ねて深くお詫び申し上げます。今後は、景品などの物品の在庫管理方法を今一度見直し、品質管理を徹底し、再発防止に努めて参ります」とのコメントを発表した。
19年には賞味期限切れポテトチップ販売
松本山雅FCは過去にも賞味期限切れ問題を起こしていた。2019年9月29日にサンプロ アルウィンで行われた明治安田生命J1リーグ第27節・FC東京戦において、賞味期限切れのポテトチップを販売したことが発覚。売店営業終了後に購入者から連絡を受けて判明したという。
同クラブは19年9月30日に公式サイト上で謝罪のコメントを発表。賞味期限切れのポテトチップの販売に至った原因を「賞味期限管理の不徹底」と説明し、再発防止に向けた今後の対応として「各出展店舗による搬入時の自主点検の実施、販売当日の店舗スタッフへの指導をクラブより徹底いたします」としていた。