サッカーJ1・川崎フロンターレが2021年4月5日までに、複数のスタッフが飲酒を伴う会食に参加していたとして、該当者を厳重注意していたことが分かった。クラブがJ-CASTニュースの取材に明かした。
サポーターの間で物議
クラブによれば、サッカー事業部のスタッフ6人が3月27日17時~20時30分の間、外部関係者とともに飲酒を伴う会食を行った。計13人が参加した。今後のイベント企画の打ち合わせだったといい、「飲食を目的とした宴会ではございません」とする。
クラブは該当スタッフに厳重注意し、4月7日までホームゲームやイベント、多人数での会議への参加を自粛させる。念のためPCR検査をしたが、全員陰性だった。
会食時の写真をクラブ関係者がSNS上に投稿し(現在は削除)、サポーターの間で物議をかもしていた。個室とみられる場所で、十数人が密着してポーズを決めていた。大半はマスクを着用していなかった。
クラブでは、新型コロナウイルス感染防止対策として「政府の方針に沿って、業務にあわせて各自の判断で行動させております。また、毎日の検温、体調管理の把握の徹底を行っています」という。今回の会食は「神奈川県要請の営業時間内であり、利用した飲食店のルールにのっとった利用であったとはいえ、多人数での打合せ・会食は、現状の社会情勢を踏まえた際には不適切であった」と問題とみなした。
Jリーグの新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインでは「選手だけでなく、スタッフ、ご家族・同居人の方など、クラブ全体の予防に努める」と明記している。