台湾パイナップル「産地偽装」騒動の顛末 地元紙の「勘違い」が日本で拡散...店舗側が反論する事態に

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保守速報「今後、この様な記事は一切扱いません」

   自由時報が4月5日に出した続報では、店舗側の説明とともに、台湾当局に追加取材した結果を

「最近、農家では段ボール箱の供給が逼迫(ひっぱく)していることが分かった。そのため、過去に中国向けの輸出に使っていた段ボールを使って包装した。これが誤解を生んでいたが、近く業界で話し合いが行われることになった」

などと報じている。ただ、初報に対する明示的な訂正は見当たらず、初報もウェブサイトに掲載されたままだ。

   今回の「産地偽装」騒動は日本語でも拡散され、その大きな発信源のひとつが、まとめサイトの「保守速報」。同サイトは、店舗側が反論を出したことを受け、「検疫証明書」の写真とともに、管理人名で謝罪コメントを出した。

「ユアーショップ様、大変申し訳ありませんでした。そしてサイトを見て頂いている全てのユーザー様に謝罪します。このようなことが再び起こらぬよう今後、この様な記事は一切扱いません。ご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありませんでした」

   「高須クリニック」の高須克弥院長は、この謝罪文をツイートして拡散。パイナップルの絵文字とともに

「いまユアーショップさんからの台湾産パイナップル購入の手配を指示しました」

と書き込んでいる。

(J-CASRニュース編集部 工藤博司)

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