エイプリルフールに最も「バズった」企業ツイートは? ランキングから見る「今年の傾向」

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   2021年4月1日、ことしも迎えた「エイプリルフール」。ツイッター上では、もはや毎年恒例となっている、企業公式アカウントの「ネタツイート」があちこちで投稿された。

   一体、どんな企画がユーザーの心をとらえたのか。J-CASTニュースはSNS分析ツールを用いて、4月1日に拡散された企業公式アカウントの「エイプリルフール投稿BEST10」を調べてみた。

  • 今年のエイプリルフール、バズった企業公式ツイッターは?
    今年のエイプリルフール、バズった企業公式ツイッターは?
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1位は「人気アニメ」を意識?

   使用したSNS分析ツールは「ソーシャルインサイト」。21年4月1日に投稿された「#エイプリルフール」とついたツイートのうち、RT数の多かったものを集計した。対象は企業や商品ブランドの公式アカウント。ゲーム、アニメや漫画、ニュースサイト、個人アカウントは除き、プレゼントキャンペーンなどは対象外とした。

   拡散された投稿のBEST10は次の通りだ。

J-CASTニュースが調べた「バズったエイプリルフールツイートBEST10」
J-CASTニュースが調べた「バズったエイプリルフールツイートBEST10」

   栄えある1位は、自動車メーカー・ダイハツ工業の公式ツイッターが投稿した、軽自動車「ミラ モルモット」の発売。「モフモフ」なモルモットをそのままデザインしたような車で、「低燃費」「経済性」を謳ったパンフレットも、実際に発売されている車さながらだ。

   ツイッターでは人気アニメ「PUI PUI モルカー」を意識しているのではないかと話題になり、RT数は7万8000万、いいね数は17万超えを記録(数字は2日16時時点、以下同)。2位以下のツイートと比較してもダントツの数値で、名実ともにエイプリルフールネタの「覇者」となった。

   2位は同じく自動車メーカー・ホンダによる「スーパーカブの製造方法初公開」。畑にまいたカブのキーから「スーパーカブ」が育っていく過程を、4枚の写真を用いて伝えた。RT数は2万6000を超えた。

   3位は日本製紙クレシアが製造する紙製ウエス「キムワイプ」の公式ツイッターが発表した「飲むキムワイプ」の販売。「キムワイプから抽出したキムワイプエキスをふんだんに使った」(ツイートより)という飲み物で、「のどこしザラザラ」「癖になる100%キムワイプ味」といったキャッチフレーズもつけられていた。RT数は1万4000を超えた。

下位には「ある法則」も?

   下位のツイートも見てみよう。9位は10円で買えるお菓子「うまい棒」の公式アカウント。真ん中に穴が開いていることが特徴の「うまい棒」だが、その「穴」の部分だけを抽出した「うまい棒」を発売する、というシュールなネタだった。

   一定の「法則性」を感じさせるようなツイートもあった。6位は九州地場のうどん屋チェーン「資さんうどん」。店の名物である「ごぼ天うどん」の「ごぼ天」を巨大化させた「肉メガごぼ天うどん」の商品化を検討しているツイートが4000RTを記録した。

   一方、4位の包丁メーカー「ジー・サカイ」は、手のひらに乗るサイズの「包丁の赤ちゃん」、7位のメイクブランド「プリマヴィスタ」は「蟻サイズ」になった化粧下地「ありんこプリマ」を紹介。「巨大化」と「矮小化」、それぞれ2パターンのツイートが多く支持される結果となった。

   また、5位のサンドウィッチチェーン・サブウェイは、猫が食パン風のクッションに挟まれた「猫サンド」、8位のマウントレーニア(森永乳業の飲料)は猫がパッケージになった「マウントレーニャア」、10位のミドリ安全(安全靴製造)による「ミドリ安全.com」は「ネコチャン専用安全靴」をそれぞれ紹介。まさかの「猫被り」となってしまった。

   過去にはエイプリルフールに投稿された「ネタ商品」が、実際に商品化されたケースも少なくない。今回バズった「ネタツイート」たちも、現実のものとなる日が来るのだろうか。

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