その指先は、さながら白磁を思わせる滑らかさ
もう1点特筆すべきは、その指先の肌のきめ細かさだ。ささくれ立ちなど無縁のその指先は、さながら白磁を思わせる滑らかさを誇りつつ、かぎ針と共に糸を編み込んでいく。その様子は、あたかも機織り機の中を滑るがごとく移動する刀杼(とうじょ)のようだ。
2~3分ほどの編み込みシーンが終わると、画面は再び手本のVTRに切り替わった。再度、編み方の説明が流れると画面はスタジオに戻り、佐々木さんは部分的に完成したことをカメラに示すべく、パッチ状に編み上がった毛糸をつかみ上げたが、その瞬間も、佐々木さんの指先が大写しに。その結果、先程と同様に佐々木さんの指先の美しさが際立ったのだった。
これらの工程が終わると、第1回はつつがなく終了。放送を見た視聴者からは前述のものの他にも、「流石! 何を手に持ってもオシャレに見えるよ!」と、その指先の美しさを愛でる声が上がっているところからして、その美しさは相当なものだったと言えよう。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)