モデルのKoki,さん(18)のインスタグラムに掲載されていたイタリア高級ブランド「ヴァレンティノ」の広告投稿が、2021年4月1日までに削除された。
同ブランドは広告の1つとして、Koki,さんが着物の帯らしきものをハイヒールで踏みつける形でたたずむ姿の写真を使用し、ツイッター上では日本文化に敬意がないなどとする非難の声が噴出。Koki,さんのインスタグラムにもこうした広告写真がアップされていた。
3月30日にヴァレンティノジャパンは公式ツイッターで、使用していたのは帯そのものではなく「着物の帯を思わせる布」であるなどと釈明しながらも、不快な思いさせたとして謝罪。ネット上で巻き起こっていた非難の声はとりあえずの沈静化を見せたのだった。
「Kokiのインスタグラムでまだ残っています」
だが、ツイッター上ではその後も一部のユーザーがヴァレンティノへの批判を継続。というのも、Koki,さんのインスタグラムにはその後も、同ブランドの広告投稿がアップされたままになっていたからだ。
このため、31日になっても、ツイッター上では「Kokiのインスタグラムでまだ残っています。世間知らずか共犯か...」といった批判の声が続々と上がるなどしていたほか、J-CASTニュース編集部でも31日15時時点で、当該広告がアップされているのを確認していた。
だが、それも前述の通り4月1日までに削除されたとあって、ツイッター上では「Kokiさんに対する批判ってそんなあったっけな? むしろこんな演出でCM削除されて巻き添えくらってかわいそうくらいに思ってたんだけどな」といった声が上がり始めるなどしている。
やはり、帯を足で踏みつけつつ撮影された写真には、見ていて批判せずにはいられなかった人は多かったということだろう。ただ、責任の主体はまさしくブランドであるといえる。そのため、ツイッター上には「指示に従っただけのkokiさんが責められるのはおかしいと思う」といった、Koki,さんへの同情の声が多いのも事実であり、Koki,さんにとっては災難な出来事だったとも言えるだろう。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)