2011年に全24話がテレビ放送されたアニメ「輪るピングドラム」が、10周年記念としてTV版と新作エピソードによる劇場版が制作されることが2021年3月31日に発表された。
10年ぶりの新作がサプライズ発表された形になったが、本作のツイッターアカウントを見ると、3月下旬に久々の更新でペンギンのイラストが投稿され、その後も毎日ペンギンのイラストがカウントダウンをしているようだった。
エイプリルフールではなく...
2019年10月のグッズ情報の投稿をリツイートして以来更新が止まっていた「輪るピングドラム」のツイッターアカウントが、久々に更新されたのは21年3月26日。本作に登場するペンギンがご飯を食べているイラストで「5」「ごはん」の文字が描かれている。
翌3月27日のツイートでは幼稚園児のような格好をしたペンギンの横に「4」「よいこ」、3月28日には雷に打たれるペンギンと共に「3」「さんだー」、3月29日にはペンギンが歯磨き粉のようになり「2」「にゅる」、3月30日のイラストは「1」「いか」が書かれていた。
3月31日には3羽のペンギンが赤穂義士のような扮装で「いざ!」と書かれたイラストがアップされ、その次のツイートで劇場版の制作が発表された。ちなみにこれらのペンギンはTVアニメ版に登場していた「ペンギン一号」「ペンギン二号」「ペンギン三号」「エスメラルダ」で、特徴も描き分けられている。
つまり連日のペンギンイラストは、劇場版発表へのカウントダウンだったようだ。突然の更新に「新作?」と予想を当てていたファンもいれば、発表が「3月31日」というタイミングだっただけに、「エイプリルフールの準備かと思った」というようなファンの反応も見られる。
「輪るピングドラム」は「少女革命ウテナ」「ユリ熊嵐」等を監督した幾原邦彦さんが監督を務め、2011年のTVアニメ放映時には奇抜なストーリー展開と「生存戦略」「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」などのネット流行語を生みだし話題を集めた。
#penguindrum pic.twitter.com/njAiJhvqLK
— 輪るピングドラム公式@10周年 (@penguindrum) March 26, 2021