もやしは「洗わず」に食べてほしい
さらに富士食品工業の担当者によれば、もやしを保存する際には洗わないほうがいいという。
「もやしは水のみで育てております。農薬なども一切使っておらず、安全です。出荷前には工場で水につけて洗っておりますが、傷んでしまうので、自宅では洗わずそのままお召し上がりください」
またJ-CASTニュースは富士食品工業に、さらにもやしのトリビアを取材した。
富士食品工業では3種類の豆を用いたもやしを販売している。今回話題となった「分福もやし」は、春雨などの原料となる「緑豆」を発芽させたものだ。最も一般的なもやしだという。
同社ではさらに、小豆の種の仲間である「黒豆」と、小粒大豆のもやしも生産している。黒豆もやしは関西で主流のもやしであり、甘みが強いという。富士食品工業では緑豆との差別化を図るため、細めに生産している。他のもやしと比べて茹で時間が短く、手軽に調理して食べられるという。
もう1種は小粒大豆で作られたもやし。豆に栄養価が高く、機能性表示食品として販売している。味や繊維がしっかりとしていて、茹でてもシャキシャキとした触感が残ることから鍋にも合うとのことだ。
担当者は今回SNS上でもやしに注目が集まったことについて、こう述べた。
「もやしを改めてみていただけて嬉しいです。これからもおいしく召し上がっていただけますと幸いです」