引退の鶴竜「中途半端な気持ちでは(土俵に)上がれない」
白鵬と同じく昨年11月に休場が目立つとして横審から「注意」の決議を受けた横綱鶴竜は、3月場所中の24日に現役を引退。一時は現役続行に意欲を見せながらも「中途半端な気持ちでは(土俵に)上がれない」として引退を決意したという。
場所後の横審の会合を待たずに自身で引き際を決した鶴竜に対して、横審の「温情」ともいえる措置により7月場所に進退をかけることになった白鵬。今回の横審の「注意」継続に関して「甘い」と指摘する協会関係者もおり、インターネット上では「引退勧告」が見送られたことについて「スッキリしない」との声も上がっている。
3月場所の3日目から休場し5場所連続休場となった白鵬だが、5月場所も休場が見込まれ、休場すれば6場所連続となる。44度の幕内優勝を誇る大横綱に対して「敬意」を表するファンは多いが、その引き際については厳しい視線が向けられている。