2021年3月26日に最終回を迎えた長瀬智也さん主演ドラマ『俺の家の話』(TBS系)のワンシーンが話題を呼んでいる。
長瀬さん演じたプロレスラー・観山寿一の「追悼試合」のシーンで一瞬映った「垂れ幕」に、作中で共演した俳優・桐谷健太さんによる、21年3月限りで表舞台を退くとされる長瀬さんへの「惜別のメッセージ」が小さく記されていたというのだ。
俳優・長瀬智也の「ラストドラマ」に
『俺の家の話』は宮藤官九郎さんが脚本を手がけたドラマオリジナル作品。長瀬さん演じる全盛期を過ぎたプロレスラー・観山寿一が、父で能楽の人間国宝・観山寿三郎(西田敏行さん)の危篤を機に実家へと「帰還」。寿三郎の介護ヘルパーである志田さくら(戸田恵梨香さん)、寿三郎の一番弟子である寿限無(桐谷さん)らとの複雑な関係を描いたヒューマンコメディだ。21年3月でジャニーズ事務所を退所し、「裏方」への道を歩むと公表している長瀬さんの「ラストドラマ」としても注目されていた。
26日放送の最終話では、健康上の不安を抱えていた寿三郎ではなく、主人公の寿一がプロレスの試合で亡くなるというまさかの展開に。『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系、2001年)や『タイガー&ドラゴン』(TBS系、2005年)といった、長瀬さん主演ドラマの脚本を手がけてきた宮藤さんなりの「俳優人生最後の送り出し方」なのではないか、と注目を浴びた。
そんな中、ツイッター上で話題になっているのが、寿一が生前に所属していた「さんたまプロレス」が「追悼試合」を行ったシーン。一瞬「ありがとう 寿」と大きく書かれた垂れ幕が映ったが、「ありがとう」の文字の下に、共演した桐谷さんからの寄せ書きが記されていたというのだ。