フリーアナウンサーの笠井信輔さんが、2021年3月26日に最終回を迎えた「とくダネ!」(フジテレビ系)放送後の裏側について明かした。
22年の歴史に幕を下ろした「とくダネ!」。笠井アナは番組開始の1999年から2019年9月まで出演していた。
「小倉さんに感謝を示すセレモニーが行われました」
笠井アナは3月28日にブログを更新し、「とくダネ!」最終回放送後について言及。通常はスタジオに出演者やスタッフが集まり、スタジオで打ち上げを行ったり、長寿番組のためホテルで大きなパーティーを開いたりするものの、現在新型コロナウイルス禍のため、できず。しかし、そのまま解散はあまりに寂しいため、
「別の広いスタジオに、許可されたスタッフ出演者だけが入場して、小倉さんに感謝を示すセレモニーが行われました」
と、フジテレビの遠藤龍之介社長らも集まったセレモニーが行われたことを明かした。
セレモニーでは、スタッフからメインキャスターの小倉智昭さんへ特製の金メダルが渡されたり、小倉さんからスタッフと出演者へ「とくダネ!卒業アルバム」「とくダネ!特製エコバッグ」「とくダネ!特製マグカップ」のプレゼントがあったりしたとのこと。また、セレモニー終了直前には笠井アナが飛び込みでマイクの前に立ったといい、
「小倉さんは言いたい放題だったわけではなく、どれだけ大変なストレスと、障害を乗り越えてしゃべっていたのか」
「時には、覚悟のうえで首をかけてしゃべってきたことなどを話させてもらいました」
と小倉さんについて熱弁。
「小倉さんはやさしいので、そういう自分が苦労した話を一切しないからです」
「なんか、親の苦労を知ってもらいたい息子のようですが、『あの空気で飛び入りは普通出来ない』と旧知のスタッフみんなからは言われました」
と結果的には盛り上がったことを明かした。
「朝のニュースステーションを作るんだ」
また、歴代アナウンサーたちは20年に渡るオフショットを自分たちでアルバムにして小倉さんに渡したとのこと。笠井アナは、
「『打ち上げは1年後にやろう!』そんな声があがるなか、一部のスタッフと、感染防止を図りながら写真をとったりしてすべてが終わり、『とくダネ!』は完全に幕を閉じました」
と感慨深そうに報告し、
「すばらしいスタッフ すばらしい共演者 22年前に『朝のニュースステーションを作るんだ』と言う難題をクリアした素晴らしい人たちに囲まれ作られた『とくダネ!』がなければ今の私はいませんでした」
「みんな そして、小倉さん ありがとうございました」
と感謝を記していた。