東宝、カラー、円谷プロダクションの3社は2021年3月28日、映画『シン・ウルトラマン』の制作現場に関する事実無根の報道があったとして、「このような悪意の憶測による記事が出ることは遺憾です」とのコメントを発表した。
企画・脚本を務める庵野秀明さんが、スタッフから「現場出禁」を要求されていたと一部週刊誌が報じていた。
「再撮要求に裏方悲鳴」
『シン・ウルトラマン』は、樋口真嗣さんが監督、庵野さんが企画・脚本を務める。16年公開の映画『シン・ゴジラ』のタッグで、制作を進めている。
『シン・ウルトラマン』の公式ツイッターは28日、「制作現場に関する一部報道について」と題した声明を投稿した。
27日に映画の製作現場に関して憶測に基づいた報道があったものの、「書かれてあるような事実はございません」と否定。「全スタッフが一丸となって映画を鋭意制作している中、このような悪意の憶測による記事が出ることは遺憾です」と怒りをにじませている。
一部週刊誌が27日、「庵野秀明『シンウルトラマン』"現場出禁"に!再撮要求に裏方悲鳴」(原文ママ)と報じていた。
『シン・ゴジラ』では総監督だった庵野さんが、今作では企画・脚本となった背景には「撮影現場での"禍根"が影響している」とし、「庵野さんの強すぎるこだわりについていけない人が多く、"『シン・ウルトラマン』の時は現場に庵野さんを入れないで!"という声が続出したそうなんです」との制作スタッフの証言を伝えていた。
記事は29日現在、削除されている。