「不登校の自由」を主張しているYouTuber・ゆたぼんさん(12)が2021年3月24日、小学校の校長室でたった1人の卒業式を執り行ったと動画で報告した。
担任の先生「ひさしぶり!」
ゆたぼんさんは、「少年革命家」と自称し、学校に通わずYouTube上で活動している。チャンネル登録者数は12万人を超える。24日に「校長室でひとり卒業式してきた」というタイトルの動画を公開し、染髪を理由に卒業式への出席は認められなかったこと明らかにした。
その動画によると卒業式の前日、「髪の毛染めてたら卒業式には出れません」と学校の先生から電話があったという。ゆたぼんさんの髪色は、明るい紫だった。黒染めすれば出席が可能だと伝えられるも、ゆたぼんさんは興味を示さず断ったという。
それでも学校が「卒業証書は渡したいので取りに来て欲しい」と述べたとして、ゆたぼんさんは「別にそんなんいらんねんけど」と言いながらも小学校に向かった。
小学校では担任の先生が「ひさしぶり!動画?」などと、驚きつつも和やかに接している。男性教師とみられる人物は、ゆたぼんさんが一人で来たことを心配し、卒業証書やアルバム、教科書類などを一人で持ち帰るのは困難だとして、「終わったら先生と一緒にお家まで行きましょうね」と声をかけた。
校長室に入ると、先生たちが撮影に協力し「ひとり卒業式」が執り行われた。ゆたぼんさんの胸にはお祝いの花飾りが添えられている。校長先生は、ゆたぼんさんの本名を読み上げ、卒業証書と花束を手渡した。授与が終わるとゆたぼんさんは「オーケーです!ありがとうございます!」と学校を後にした。
こうして卒業を果たしたゆたぼんさんは最後に、「不登校は不幸じゃない!」と主張し、エンディング映像で締めくくられた。