小岩井乳業「ビン牛乳」終売へ 市場縮小で「存続なら思い切って紙パックに」広報明かす苦渋の決断

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   キリンホールディングス傘下の小岩井乳業は2021年3月25日、ビン入りの牛乳・乳飲料の製造および販売を今月末で終了すると発表した。

  • 小岩井乳業「牛乳」「コーヒー」「フルーツ」が銭湯から消える
    小岩井乳業「牛乳」「コーヒー」「フルーツ」が銭湯から消える
  • 小岩井乳業の発表
    小岩井乳業の発表
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熱烈なファンはいるも...

   対象は、「牛乳」「まきば」「コーヒー」「おなかに届くのむヨーグルト」など宅配向けの8商品。4月以降は200ミリリットルのビンから150ミリリットルの紙パックに切り替えて販売する。

   同社は昨年10月末に、ビン入りの乳飲料「小岩井フルーツ」も終売していた。公衆浴場でおなじみの小岩井ブランドが姿を消すこととなった。

   広報担当者は3月26日、J-CASTニュースの取材に、終売の理由を「コロナ禍でデリバリーへの需要は非常に大きいのですが、ビンへのニーズは圧倒的に支持される方がいる一方、市場トレンドとしては大幅に減ってきています」と市場環境の変化を挙げる。

   公衆浴場も含めて需要は年々減少し、ビンの回収や製造ラインの維持コストも負担だった。「惜しむ声は非常に多いのですが、残念ながら存続するのであれば思い切って紙パックに切り替えということになりました」と苦渋の決断だったという。今後は残存者利益を確保していく。

   新容器の概要については、4月1日以降に公式サイトで案内する。

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