ニトリ、飲食業に参入 ファミレス「ニトリダイニング みんなのグリル」試験的に開店、理由を聞いた

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   「お、ねだん以上!のメニューを取り揃えております」――。ニトリホールディングスの子会社が、ファミレス事業に参入した。

   家具チェーンで磨いた経営手法や、ステーキ専門店のフランチャイズ運営で培ったノウハウを生かし、試験的に開業した。

  • 「ニトリダイニング みんなのグリル」公式サイトより
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肉料理主体、幅広い層ターゲット

   ニトリパブリックは2021年3月18日、ニトリ梅島ショッピングセンターの敷地内にファミレス「ニトリダイニング みんなのグリル 環七梅島店」(東京都足立区)をオープンした。4月27日には、複合施設「ニトリモール」(神奈川県相模原市)周辺への出店を控える。

   公式サイトによれば、看板メニューは「チキンステーキ」と「チキングラタン」。価格はいずれも税込500円。ハンバーグやリブステーキなど肉料理が主体で、スイーツやサラダバー、アルコール飲料も揃える。

   店のコンセプトは「お子様からご年配の方、お一人様まで幅広い方々に気軽に足を運んでいただけるお店をつくりたい、という思いから生まれた【みんなのグリル】です」と掲げ、「チキンステーキやグラタンなどお、ねだん以上!のメニューを取り揃えております」と訴求する。

   ニトリパブリック外食事業部の担当者は3月23日、J-CASTニュースの取材に、出店は試験的な取り組みだと明かした。

「やりたいようにやってみるか」

   同社は広告業の傍ら、ステーキ専門店「いきなり!ステーキ」のフランチャイズも手がける。

   2020年12月24日放送の経済番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)では、運営する「成増店」(東京都練馬区)がチェーン売上トップクラスとして取り上げられ、サラダ・ライス・スープバー導入といった独自の施策で「得意の顧客目線で流行らせてしまった」と紹介された。飲食経営のノウハウは十分あるというわけだ。

   「ニトリダイニング」では、家具チェーンを急成長させたニトリグループの強みも生かす。「チェーンストア理論は衣食住関係なく共通することがあるので、その理論に則った運営方法やメニュー構成になるようにしました」「ニトリグループでお付き合いのある企業から商品を仕入れたりもしています」

   独自ブランドの出店に踏み切った理由は、「いきなり!」の売上減少でフランチャイズ事業が赤字に陥り、「自分たちでやりたいようにやってみるか」との思いから。ブランドの全面移行は考えていないという。「ニトリダイニング」の2店舗はいずれも「いきなり!」の跡地に建てられている。

   大々的な宣伝はしておらず、店のターゲットやコンセプトは手探り段階。「ただ、ニトリやニトリモールにいらっしゃるお客様は幅広い年齢層なので、(どの顧客層にも)満足度の高いものにはしたいです」(担当者)

   今後の出店計画については、既存2店舗の業績を判断して決めるとする。

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