広瀬すず「濃姫」、川口春奈「帰蝶」にどう対抗? 同じ「信長の妻」役の演技バトルに注目

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   2021年3月26日にフジテレビ系列でドラマ「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」が放送される。主演の市川海老蔵さん(織田信長役)の13代目市川団十郎白猿襲名披露特別企画のドラマで、織田信長の妻の濃姫役で広瀬すずさんが出演する。

   時代劇初挑戦となる広瀬さんだが、濃姫役で視聴者をうならせるには高いハードルがある。昨年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で同じ役を演じ、大きなインパクトを与えた川口春奈さんだ。

  • 広瀬すずさん(2020年撮影)
    広瀬すずさん(2020年撮影)
  • 川口春奈さん(写真:伊藤 康夫/アフロ)
    川口春奈さん(写真:伊藤 康夫/アフロ)
  • 広瀬すずさん(2020年撮影)
  • 川口春奈さん(写真:伊藤 康夫/アフロ)

当初2020年夏に放送予定が延期に

   「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」は、当初は20年夏に放送される予定で、海老蔵さん・広瀬さんらメインキャストの公表も20年3月に済んでいた。

   ところが、昨年の一度目の緊急事態宣言の発令や海老蔵さんの団十郎白猿襲名延期で、放送が21年3月まで延期となる。この間にすっかり好評を得たのが「麒麟がくる」で織田信長(演:染谷将太さん)の妻の帰蝶を演じた川口春奈さんだ(濃姫と帰蝶は同一人物だが、本名などが不明のため呼び名が諸説ある)。

   川口さんは、本来帰蝶役の予定だった沢尻エリカさんの麻薬取締法違反容疑での逮捕・降板を受けての起用だったが、主人公の明智光秀(演:長谷川博己さん)とは従妹で幼馴染、信長が出世していく過程では自ら策略をめぐらせて織田家を支えるなど、物語を通して存在感は大きい。最終盤の43話では「(父親の斎藤道三なら)毒を盛る。信長様に」の名セリフで、クライマックスの本能寺の変における光秀の決断にも影響を与えた。

   代役起用と急ピッチの撮影スケジュールの中でも制作陣の期待に応えて「内助の功」にとどまらない役柄を好演、大局を見て信長をプロデュースするようなキャラクターから視聴者から「帰蝶P」の愛称もつけられた。2月の放送終了時に視聴者の間に生じた「麒麟ロス」の立役者の一人でもある。

   「麒麟がくる」の記憶が新しい今、「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」は同じ時代・人物を描いたドラマであるため、どうしても川口さんの帰蝶と比べたくなる人が多そうだ。広瀬さん・川口さん共に濃姫・帰蝶が初の時代劇出演だが、どんな濃姫像を広瀬さんが演じるか、主人公の武将たちの影で活躍する女性陣にも注目したい。

(J-CASTニュース編集部 大宮高史)

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