「ライバーになりませんか」SNSに飛び交う「スカウトDM」、送り主は何者? 「業界」の実態を探った

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ライバー事務所はどう選ぶべき?

   コロナ禍を経てライバー事務所はもちろん、ライバーも激増を続けている。人とのつながりや、家の中での余剰時間を埋めたい人が増えているのだ。

   仮に事務所からライバーデビューする場合、事務所選びにも注意点があるようだ。前出の神崎さんは、「元ライバー」目線でのブログを運営しているとして、そちらも参照してほしいとしつつ、こう述べる。

「やっぱりホームページで実績を見たほうがいいなと思います。所属しているライバーさんのSNSを見て、しっかり運用できているか見ることも大事です。また事務所によっては機材や配信に役立つグッズの貸し出しも行っているので、自分の配信にあったサポートをしてくれるかどうかをチェックしたほうがいいかなと思います」

   今回取材したライバー事務所らいずれも、神崎さんと同じような注意点を指摘していた。

   またVIAの横田さんによれば、ライバー事務所と事務所の間で最も多いトラブルは金銭に関することだという。事務所に入る際には、きちんと比較を行い、契約内容などをよく確認したうえで後悔のない選択をしてほしいと語った。

   JPR小泉さんは、ライバーの収入の形を知ってほしいと語っていた。

「配信でいただいた投げ銭は、『ライバー』本人と『プラットフォーム』、さらに事務所に所属している場合は『事務所』の三者で分けることが一般的です。運営・継続費用として事務所が投げ銭を頂戴することに対し、『中抜き』だとクレームをいただくこともあります。とはいえ我々もこれが仕事ですし、あるプラットフォームでは、個人ライバーより事務所所属の公式ライバーとして活動したほうが、ライバーの懐に入る投げ銭の割合は大きくなります。そういう制度を知ってほしいです」

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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