体操服の肌着、横浜の小学校でも「非推奨」 学校側が指導の事実認める「衛生面の心配から」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

市教委「根拠もなく、一律禁止にするのは望ましいと思っていない」

   横浜市教委の小中学校企画課長は19日、この小学校が肌着禁止にしているかは把握していないとしながらも、こう話した。

「根拠もなく、(肌着の着用を)一律禁止にするのは望ましいと思っていません。肌着を着せない場合は、汗をかいて肌着が濡れると体温が急に下がって風邪をひきやすく、衛生上の理由も考えて判断していると思います。柔軟な対応や配慮をしていると考えており、肌着を着せる場合も濡れたときのために着替えを持ってくるよう指導していると思います。
教育委員会では、服装に関するルールを一律に決めておらず、体育の授業では、各校が状況を総合的に判断してやっていると思います。個々の子供に配慮して、状況に応じて対応しているということです」

   肌着について、禁止などしている学校があるのかどうかは把握していないという。

   体操服を週末に1回だけ持ち帰っているかについても、市教委で一律に決めてないと説明した。

「汚れていたり、汗で濡れたりしたら、洗濯のために持って帰った方がいいでしょう。1週間使っていないなら、学校に置いておけばいいので、状況を見て様々な対応をしていると思います」

   男女同室の着替えについては、こう言う。

「低学年であっても、部屋を分けたり、カーテンで仕切ったりするなどの配慮をすべきです。同性でも友達の前で着替えるのを嫌がるケースもあり、様々な子供がいますので、その心情に沿って考えないといけないと思います。各校では、発達段階を踏まえて、個々の状況に応じて丁寧に対応していると思います。申し出があれば、柔軟に対応しているはずです。市内では、複数校については情報があり、教室をカーテンで仕切ったり、教室が別だったり、男女一緒の空間ではないと聞いています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

1 2 3
姉妹サイト