巨人・大城卓三のリードに「意図が見えない」 守備重視なら小林誠司?打率低迷もG党期待

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   プロ野球の巨人は2021年3月17日、バンテリンドームで中日とオープン戦を行い9-4で勝利した。

    巨人はドラフト1位ルーキー平内龍太(22)が先発し、4回6安打2失点の内容だった。2番手に登場した畠世周(26)は4回を投げて4安打2失点(自責1)。平内、畠ともに開幕ローテーション入りをかけての登板だったが、首脳陣から「合格点」をもらえず2軍での調整が決まった。

  • 小林誠司(写真:アフロ)
    小林誠司(写真:アフロ)
  • 小林誠司(写真:アフロ)

大城のリードは「意図が見えない」

    この日の先発は、井納翔一投手(34)の負傷により巡ってきたチャンスだった。当初、平内は16日の中日戦の2番手として登板する予定だったが、井納が15日の練習中に頭部を負傷したため予定していた17日の先発を回避。開幕ローテ入りを狙う平内にとって首脳陣にアピールする絶好の機会だった。

    初回は4番ダヤン・ビシエド内野手(32)を空振り三振に打ち取り上々のスタートを切ったものの、2回1死から3連打を浴び2点を失った。先頭・三ツ俣大樹内野手(28)には4球全て直球で勝負し、続く根尾昂内野手(20)には2球続けてのツーシームをはじき返された。桂依央利捕手(29)には初球、2球目とカットボールを続け、その2球目を打ち返された。

    試合後、宮本和知投手チーフコーチ(57)はこの日の平内の投球に対して全体的なレベルアップの必要性を指摘。その一方でインターネット上のG党からは、平内とバッテリーを組んだ大城卓三捕手(28)のリードに対して「意図が見えない」と指摘する声が上がり、「小林とのコンビを見たかった」との声もみられる。

サンチェス「相棒」として存在クローズアップ

    今シーズン、巨人の正捕手は、大城、炭谷銀仁朗(33)、小林誠司(31)、岸田行倫(24)らで争われているが、現段階で大城が大きくリードしている状況だ。オープン戦では持ち味の打撃で存在感をみせ、17日時点で打率.304をマークしている。「打てる捕手」として首脳陣の信頼を勝ち取りつつある大城だが、リード面においては課題を残す。

    また、16日に行われた中日とのオープン戦ではエンジェル・サンチェス投手(31)が先発し、大城がマスクを被った。サンチェスは5回3分の1を投げて4安打3失点と、課題を残す内容だったが、ネット上では大城との「相性」を問う声が上がり、サンチェスの「相棒」として小林の存在がクローズアップされた。

    その小林はオープン戦で打率1割台と低迷が続いており、課題克服に至っていないのが現状だ。それでもリード、守備力における評価は変わらずに高い。G党の期待も大きく「正捕手返り咲き」を願う声は決して少なくない。

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