選手の大量退団に「それぞれの思いもあるので、分析など公表しない」
選手らの大量退団については当時、週刊文春も取り上げ、オフシーズンは選手としての月給が支払われないなどの厳しい条件提示に選手らから不満が上がり、選手らをアイドルのように売り出そうとするリーグ創設者のわかさ生活社長のやり方にも反発があったと報じた。
これに対し、わかさ生活の社長は、2020年2月8日のブログで、文春の記事は自分が独裁しているかのような事実を曲げた取り組みとは逆の内容だと反論し、自らの著書『女子プロ野球クライシス』で取り組みを紹介したと明かした。「女子プロ野球リーグを続けるのは意地を張ってるのではなく、夢の継承のバトンを次世代に繋ぎたいため」だと説明している。
今回、また大量退団が出たことになるが、日本女子プロ野球機構の担当者は3月17日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように説明した。
「選手それぞれの思いもあると思いますので、こちらの分析などは公表していません。オフシーズンは選手としての月給が支払われないというのは、事実ではないです。新型コロナウイルスの感染拡大で昨季は主に無観客試合でしたが、収入面への影響があったわけでもありません。今後の取り組みについては、内部で協議しながら進めていく予定で、詳細が決まれば公式サイトで公開したいと考えています」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)