匿名アカウントの書き込みを引用し、うれし泣きする絵文字付きで「賛成!」
大使館アカウントは、匿名アカウントの書き込みを引用し、うれし泣きする絵文字付きで「賛成!」と書き込んだ。この匿名アカウントにはフォロワーが(3月17日夕現在、)187人しかおらず、プロフィールには「日本語がわかるから、新疆の声をもっと多くの日本の方に届いていきたい」(原文ママ)としか書かれていない。引用されたツイートには動画がついており、そこではウイグル人らしき女性が標準中国語(普通話)で、
「最近、ポンペオのうんざりするうそを聞いて、非常に怒っている。彼が言っていることは新疆では全く起きていない」
「ポンペオは新疆のウイグル族に強制不妊(手術)が行われていると主張しているが、真実を言わせてほしい。最近、私のいとこに子どもができた。主張が本当なら、私たちは石から生まれてきたのか」
などと主張しており、発言には英語の字幕もついている。動画ツイートには
「ウイグル人が不妊手術を強制されているって?おかしくない?それが事実なら、私たちが石から生まれたの?!」
という日本語による説明も添えられている。
大使館アカウントは、動画に「賛成!」するツイートに続く形で、
「米国の一部の政治屋がとにかく科学を無視する癖があります」
とも書き込んだ。ポンペオ氏を念頭に置いているとみられる。
このツイートが発信された3月16日には、東京で日米外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)が行われ、共同文書では中国を名指しして「深刻な懸念」を表明している。このタイミングを意識して対米批判を強めている可能性もありそうだ。