「『死海文書』が新たに発見された」とのニュースが流れ、人気アニメ「エヴァンゲリオン」ファンの間で衝撃が走っている。
「(裏)死海文書」は、「エヴァンゲリオン」シリーズの物語上で重要な意味を持っており、現在はアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開されてほどなく、というタイミングもあってか、ツイッター上のトレンドに「死海文書」、「聖書の原型」といった関連語にあわせて、「ゼーレのシナリオ通り」という名セリフも浮上した。
「エヴァ公開に合わせたの?空気読める死海文書」
2021年3月16日、テレビ朝日(ウェブ版)は「65年ぶりに"聖書の原型"『死海文書』発見される」の見出し記事を配信した。17日には朝日新聞(同)も「聖書原型の死海文書、60年ぶりに断片発見 ユダヤ砂漠で」と報じている。
死海文書は約2000年前に書かれた聖書を含む古文書群。1947年に死海付近で発見され、のちに20世紀最大の考古学的発見とも言われた。ユダヤ教発展状況を知る貴重な資料となっている。
エヴァンゲリオン・シリーズにおける「裏死海文書」には、謎の敵生命体「使徒」に関する予言が書かれている。秘密結社「ゼーレ」はこの裏死海文書を入手し、この予言に基づいて百年単位の壮大なシナリオに沿って計画を進めている。
こうした状況を背景に、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」などで主人公・碇シンジ役を務めている声優の緒方恵美さんも3月17日、思わずこうツイート。
「『死海文書...こんなところに...』」
さらにトレンドに「ゼーレのシナリオ通り」がランクインしたことについては、
「...これこそがゼーレのシナリオ通り、か。。(笑)
『わからないよ! 僕にはわからないよ父さん!』」
と作中の台詞を引用しながら言及した。
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などで度重なる延期を経て、現在ようやく上映されている。死海文書の発見が話題となった17日は、同作の公開からちょうど10日目のことだった。そのためにファンからは「新しい死海文書が見つかったことで完全に延期や公開日がゼーレのシナリオ通りだった」、「エヴァ公開に合わせたの?空気読める死海文書」などと、エヴァの新劇場版シリーズ4部作最後のサプライズニュースとして受け止める声もあった。
新たに「死海文書」を発見#Yahooニュースhttps://t.co/k5QVO1Rjb7
— 緒方恵美@劇薬-dramatic medicine-4/21発売 (@Megumi_Ogata) March 17, 2021
「死海文書…こんなところに…」
トレンドに…!!Σ(゜ロ゜)
— 緒方恵美@劇薬-dramatic medicine-4/21発売 (@Megumi_Ogata) March 17, 2021
…これこそがゼーレのシナリオ通り、か。。(笑)
「わからないよ! 僕にはわからないよ父さん!」#エヴァ pic.twitter.com/QERRyRXa5k