謝罪会見はすでに終了、しかも、豊洲バイト報道もあり...
これら、一時期の渡部さんに対する「人類の敵」とでも言わんばかりの扱いはどこへやらと言いたくなる世論の現状は、さながら「さざ波」とでも言える状況だが、それはやはり、「ガキ使」への出演情報が漏洩した時とは状況が全く異なるためではないだろうか。
まず、「謝罪会見はすでに行われている」という点が大きいだろう。「ガキ使」への出演情報が漏洩した際にはまだ謝罪会見は行われておらず、その「順序のおかしさ」を視聴者は良しとしなかったわけだが、今や、謝罪はすでに済んでいるわけであり、極端な話、渡部さんの復帰は「今日」でも問題ないはずだからである。
加え、2月に報じられた、渡部さんの豊洲市場でのアルバイトの報道も大きいだろう。各メディアの報道によると、渡部さんは市場内の魚の卸売り店を「無報酬」で手伝っており、このためか、この報道が出たあたりから、ツイッター上には「もう許してやれや」といった反応が出始めていたのだ。中でも「週刊文春」は、渡部さんが働く店の社長から聞いた話として「こんなに一生懸命やると思わなかった」と、その働きぶりを評価していたと報じるなど、渡部さんの店への貢献ぶりが明らかになったことは非常に大きいと言えるのではないだろうか。
これら、渡部さんが謝罪会見という「禊」を終え、一般社会に貢献するという「功徳」を積む姿を見せられたとあっては、やはり、視聴者も血の通う人間......そう、感情が動かないわけがない。そう考えると、渡部さんが視聴者からの何らかの「許し」を得る日は目前に迫っているのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)