日本時間2021年3月15日に発表された、第63回グラミー賞の受賞状況が日本でも報じられており、インターネット上で話題だ。「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」部門をレディー・ガガさんとアリアナ・グランデさんの「レイン・オン・ミー」が受賞した一方、同部門にノミネートされていた韓国の男性アイドルグループ・BTSの「Dynamite」が落選。同グループのファンとみられるネットユーザーが残念がったり今後に期待の声をあげたりする一方、メディアで落選の事実が大きく報道されたことを冷めた目でみるユーザーも少なくない。
「ノミネートされること自体すごいし頑張ってほしい」
BTSファンからは嘆きの声がこだましている。あるツイッターアカウントは「残念だったけれども、ここまで来れたことは凄いことだし、BTSを好きになれて、こうやって一緒に感動を味わえて...人生の中でいっちばん幸せです! みんなありがとう」と、感動をもらえたとツイート。また、別のアカウントは「BTSグラミー残念だったけどノミネートされること自体すごいし頑張ってほしい」と、結果の如何にかかわらず、ノミネート自体に価値があると絶賛している。
このほか、「壁は厚いけど、来年以降まだまだチャンスがあるのでいずれ受賞して欲しい」といったツイートも見られるなど、来年以降に期待するとの声も多く、ファンから飛び出す声は「残念」といった言葉を伴いつつも、実に明るいものが多いのが特徴だ。
「他国のグループまでいちいち取り上げる必要はないのでは?」
こうした声の一方で、BTSが受賞を逃したことが報じられていることについて疑問の声も上がるなどしている。あるツイッターアカウントはネットニュースの見出しを引用しつつ、「なぜBTSをそんなにニュースにしたがるのか謎です」と、自らの疑問をツイート。また、別のアカウントは「他国のグループまでいちいち取り上げる必要はないのでは?」との意見をつづっている。
また、これらの他にも、「見出し見たらBTS受賞逃すと書いてあったがこれはいらんかったと思う。純粋に日本人アーティストグラミー賞受賞とだけ書いた方が良かった」と、グラミー賞の「最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム」部門で、長崎県出身のドラマー・小川慶太さんが参加するバンド「スナーキー・パピー」の「ライブ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール」が受賞したことをBTSよりも大きく扱うべきだとする声も上がっており、グラミー賞をめぐってさまざまな声が上がる事態となっている。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)