「何かが動き出したと感じさせる起用だと」
矢野監督の大きな期待がかかる一方で不安視されるのが、ヤクルト戦での過去の因縁だ。
17年4月4日のヤクルト戦で藤浪の直球が畠山和洋選手の左肩付近に当たり乱闘騒ぎに。当時、バッテリーコーチを務めていた矢野監督が退場処分を受ける騒動に発展した。以降、ヤクルトは藤浪対策として右打者を外して左打者を並べるなど過度に警戒してきた。
前出の在阪メディア関係者は「藤浪にとってヤクルトとの開幕戦は自分の中でも意味のあるものだと思います。不安はあると思いますが、開幕戦を乗り越えれば精神的にも乗ってくるでしょう。矢野監督もそこに期待していると思う。阪神ファンは藤浪の開幕戦起用に納得しているのではないでしょうか。何かが動き出したと感じさせる起用だと思います」と語った。