「投手のクセというのはグラブのふくらみや角度など...」
J-CASTニュース編集部は、巨人、楽天などのコーチを歴任し、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表コーチを務めた経験を持つ橋上秀樹氏(55)に話を聞いた。
「投手のクセというのはグラブのふくらみや角度などで見抜くケースや腕の振り、リリースポイントなど技術的に球種を見破るケースがあります。プロの打者は球種が分かっていたらどんなにいい球でもかなりの高い確率で打ち返すことが出来ます。普段それほど打たれないような実力のある投手がいきなり連打された場合、投手コーチは必ずその試合のビデオを確認して、どこかにクセがないかを確認します。まずそこに原因があるのではないかと考えます」(橋上氏)
投手にとって投球のクセを見破られることは致命傷になりかねないことであるが、橋上氏は「今はパッと見て簡単には分からなくなりました」という。
なぜ投手のクセを見抜くのが難しくなったのか。橋上氏はその理由について次のように説明した。