東都大は2021年3月13日、人気ロックバンド「B'z」のギタリスト・松本孝弘さんから、卒業する看護学部生に向けた「応援歌」の寄贈を受けたと発表した。
松本さんは、「多くを学び今後医療の世界で活躍されるであろう皆さんの応援歌となれば嬉しく思います」とコメントしている。
「僕にとっても初めての経験でした」
「GO FOR A WIN」と題された応援歌は、東都大の3月13日の学位記授与式で披露された。「この1年苦労して勉強し、国家試験を乗り越え、4月から臨床の最前線に立つ4年生の学位記授与式で真っ先に披露することといたしました」(東都大)
大学の発表によれば、コロナ禍で不安を覚える医療系の学生を勇気づけるべく、松本さんと知り合いの大学関係者が作曲を依頼したという。
松本さんは「新型コロナウイルス流行のなかでも医療の専門職を目指す学生に強い使命感と意志で医療に貢献する人材になってほしい」との思いから快く引き受けた。学生から集まった歌詞やイメージ、フレーズをもとに、松本さん監修の演奏、ガイドボーカルに合わせて有志の学生が歌い上げた。
松本さんは発表文の中で「長きに渡り音楽の世界に居りますが、学校の応援歌を書かせて頂いたのは僕にとっても初めての経験でした」と初の挑戦だったと明かし、「素晴らしいミュージシャン達の協力を得て出来たサウンドに、東都大学生有志の皆さんの熱い言葉、歌が融合してより一層勢いを増し完成したこの楽曲が、多くを学び今後医療の世界で活躍されるであろう皆さんの応援歌となれば嬉しく思います」とコメントしている。
異例ともいえる今回の取り組みに、SNS上では「ミュージシャンらしい粋な応援!」「なんて素晴らしい試み。学生さんはみな奮い立ちそうですね」「B'zの新曲を聴いた時みたいな明るい気持ちになりました」と称賛する声が相次いでいる。
歌は、東都大のユーチューブチャンネルで公開されている。