「チームの顔にならなければいけない選手」
今季の巨人打線の構想は1番がDeNAからFA移籍した梶谷。吉川は2番か下位打線で起用される可能性が高い。そこで課題になるのが出塁率だ。
早打ちの傾向がある吉川。昨季は389打席で30四球と少なく、出塁率.336も物足りない。19年は腰痛で長期離脱して11試合の出場にとどまるなど、万全のコンディションで戦えるかもカギを握る。
「原監督は吉川への期待が大きいからこそ、さらなる進化を求めている。広島の菊池が昨季史上初の守備率10割で8年連続ゴールデングラブ賞を受賞しましたが、9年連続のタイトル獲得を阻止できるのは吉川しかいない。
打撃でも難しい内角の球をさばいてヒットゾーンに持っていくなど、打撃技術を磨けば首位打者になれる可能性を秘めている。チームの顔にならなければいけない選手ですね」(スポーツ紙巨人担当記者)
吉川は不動のレギュラーになれるか。野球人生の分岐点を迎えたシーズンになりそうだ。