撮り鉄が線路侵入で緊急停車? 185系ラストラン前にトラブル続々、JR支社が警告する事態に

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ホームで立ち入り禁止や駅員が下がれと怒鳴ったとの情報も

   国鉄時代の名残りもある185系の人気にあやかって、引退を記念したCDや弁当などもいくつかの会社から売り出された。JR東日本でも、「メモリアル185」と題した特設サイトやツイッターアカウントを作って、記念グッズ販売を紹介したりウェブ写真展を開いたりしている。

   ところが、人気が過熱すると、行き先表示幕や号車札といった185系車両の備品が2020年末ごろから次々に紛失し、盗みの疑いもあるとして、JR東日本が警察に被害届を出したとも報じられた。

   また、JR東京駅ホームで、立ち入り禁止エリアが設けられ、185系対策ではないかと指摘されたり、JR熱海駅ホームに185系狙いの撮り鉄が集結し、駅員が下がれと怒鳴る様子がツイートされたりもしていた。

   JR側も、185系のラストランを前に神経を尖らせており、JR東日本横浜支社は3月10日、フェイスブックで「特急『踊り子』などの写真撮影をするみなさまへのお願い」と題したお知らせを出した。

   そこでは、「沿線では、線路などの鉄道用地や私有地に入っての撮影は絶対におやめください」と訴えた。また、安全確保のため、駅構内の混雑状況によっては、撮影について制限したり、係員が撮影についての注意や案内をしたりすることがあると警告している。

   そのうえで、緊急事態宣言下で、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため密にならないよう配慮し、「駅や沿線で撮影する際はマナーを守り、安全に撮影をお願いいたします」と呼びかけている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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