巨人・松原聖弥、ファンも呆れた「致命的ミス」 「あそこは自分をアピールする場面ではない」

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   プロ野球の巨人が2021年3月10日、ペイペイドームでソフトバンクと対戦し1-1で引き分けた。

   試合は巨人、ソフトバンクの両先発が好投し、5回まで両チーム無得点。6回に巨人の2番手・高梨雄平投手(28)が1点を許したが、9回にソフトバンクの育成・大関友久投手(23)から1点を奪い同点とし連敗を逃れた。

  • 原辰徳監督(2014年撮影)
    原辰徳監督(2014年撮影)
  • 原辰徳監督(2014年撮影)

積極的な走塁が裏目に

   日本シリーズ、オープン戦を含めソフトバンクに12連敗中の巨人は、この日もソフトバンク先発・武田翔太投手(27)の投球に苦しんだ。直球とカーブ主体の投球に翻弄され、5回2安打に抑え込まれた。その後もソフトバンク投手陣を打ち崩せず、8回まで得点出来ず、9回に1点を返すのがやっとだった。

   好機はあった。1点ビハインドの8回、2死から梶谷隆幸外野手(32)が左中間を破る2塁打で出塁し、一打同点の場面で松原聖弥外野手(26)が打席に入った。松原は145キロのストレートをレフト前にはじき返し、2塁走者の梶谷はホームを狙わず3塁でストップ。松原は首脳陣の期待に見事応えたと見えたが、その後がまずかった。

   松原はレフトからホームへの返球の間に果敢に2塁を狙いタッチアウト。タイミング的に2塁を狙うのは難しく、積極的な走塁が裏目に出てしまった。同点、さらに逆転の機会を演出するはずが、自身の走塁ミスで帳消しになった。

G党は「シーズン本番だったら致命的なミス」

   終盤の競っている場面での痛い走塁ミス。ネット上では松原の走塁ミスについて「積極さ」を評価する声がある一方で、「暴走と好走は紙一重」と指摘するG党もおり、「あそこは自分をアピールする場面ではない」「シーズン本番だったら致命的なミス」と厳しい声も上がっている。

   勝利は逃したものの、この日は先発・今村信貴投手(26)が好投し、先発としての存在感を見せつけた。今村はソフトバンク打線に対して5回を投げて3安打無失点に抑え首脳陣にアピール。この日の投球で今村は開幕ローテーション入りに大きく前進し、チームにとっても大きな収穫になった。

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