プロ野球の巨人が2021年3月10日、ペイペイドームでソフトバンクと対戦し1-1で引き分けた。
試合は巨人、ソフトバンクの両先発が好投し、5回まで両チーム無得点。6回に巨人の2番手・高梨雄平投手(28)が1点を許したが、9回にソフトバンクの育成・大関友久投手(23)から1点を奪い同点とし連敗を逃れた。
積極的な走塁が裏目に
日本シリーズ、オープン戦を含めソフトバンクに12連敗中の巨人は、この日もソフトバンク先発・武田翔太投手(27)の投球に苦しんだ。直球とカーブ主体の投球に翻弄され、5回2安打に抑え込まれた。その後もソフトバンク投手陣を打ち崩せず、8回まで得点出来ず、9回に1点を返すのがやっとだった。
好機はあった。1点ビハインドの8回、2死から梶谷隆幸外野手(32)が左中間を破る2塁打で出塁し、一打同点の場面で松原聖弥外野手(26)が打席に入った。松原は145キロのストレートをレフト前にはじき返し、2塁走者の梶谷はホームを狙わず3塁でストップ。松原は首脳陣の期待に見事応えたと見えたが、その後がまずかった。
松原はレフトからホームへの返球の間に果敢に2塁を狙いタッチアウト。タイミング的に2塁を狙うのは難しく、積極的な走塁が裏目に出てしまった。同点、さらに逆転の機会を演出するはずが、自身の走塁ミスで帳消しになった。