「ディズニー英語システム」をPRするメールが連続して十数件来たと、ツイッターで報告が相次ぎ、一時トレンド入りする騒ぎになった。
ツイッターでは、トレンドの上位20位以内に入る騒ぎに
「こんな朝っぱらから数分おきに営業メール送りつけるのやめてくれ」
「うちも続々届いてウンザリしてます」
「配信停止のボタン押してもまだ来るんですが?!」
2021年3月10日の朝8時過ぎごろ、ツイッター上では、こんな報告が続々と寄せられた。ヤフー・リアルタイム検索のトレンドでは、「ディズニー英語システム」が上位20位以内に入るほどツイートする人が多数に上った。
メールは、数分おきに17通も同じ内容のものが送られてきたという人から、25通にも上ったというケースもあった。分かっているものは、ディズニーの人気アニメ「トイ・ストーリー」や「アナと雪の女王」などを題材にした英語教材の無料サンプルがスマホで楽しめるといった内容だった。
ディズニー英語システムは、遊びながら英語が身につく幼児英語教材だとして、1977年に設立された教材販売会社のワールド・ファミリー(東京都中野区)が40年以上前から企画・販売している。
ワールド・ファミリーは10日午前11時、公式サイトのトップページでお知らせを出し、メール配信のシステム障害が発生しているとして、「既にメール配信停止のお手続きをされているお客様へも、連続してご案内メールが配信されてしまっている状況が判明いたしました」と説明した。
「システムエラーによる誤配信で、どこの部分にエラーが出たのか精査中」
そして、客に迷惑をかけたことをお詫びし、「早急に原因等を調査の上、配信停止の作業に入っております」と報告した。
さらに、3月10日15時にお知らせ文を更新し、「誤ってお送りしておりましたメールの配信停止の作業が完了いたしました」と報告した。「原因等については、引き続き調査を進めております」として、確認でき次第、お知らせで案内するとしている。
ワールド・ファミリーの広報担当者は同日、J-CASTニュースの取材に対し、原因についてはこう話した。
「システムエラーによる誤配信だったことが分かっています。現在は、どこの部分にエラーが出たのかを精査しているところです。こんなことが起きたのは初めてのことで、ご迷惑をおかけしましたお客様には、謝罪メールを送ることを準備しています」
営業メールが一度に何通送られたのかは、まだはっきりしていないという。また、送られたメールは、数種類あったことを明らかにした。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)