2021年3月21日投開票の千葉県知事選の政見放送が9日から始まった。NHK総合の同日放送分には計4人が登場したが、ある候補が「夢は(当選して、都知事の)小池百合子氏と結婚することです」と訴える一幕もあった。
いったいどんな人物なのか、他にはどんな主張を展開したのか。
「サイバー、電磁波、宇宙というのが、現代の主要な戦争の手段となりつつあります」
この候補は、2番手で登場した加藤健一郎氏(71、放送では「加藤けんいちろう」)。経歴紹介では、医師としての勤務歴の説明があった。
加藤氏は序盤の訴えで、「このノンビリした千葉県にも、世界の混乱がヒシヒシとせまりつつあります」「今は、まさに戦国乱世の入り口に来ています。いつアメリカと中国が戦争になってもおかしくない時代です。そうなれば、日本も必ず戦争に巻き込まれてしまうでしょう」との主張を展開。続けて、「私はこんな危機の時代だからこそ、千葉のバイデンを目指します」と訴えた。
その後、加藤氏は具体的な公約などについて語ったが、しばらくすると、「サイバー、電磁波、宇宙というのが、現代の主要な戦争の手段となりつつあります」と、またも「戦争」に言及。さらには、少子化対策として、「20歳になったら、希望者全員の精子と卵子を冷凍保存する体制を、県として作ります。そうしておけば、もし、70歳になっても子供が作れます」と、自らの公約を明らかにした。