新しいライフスタイルを提案していきたい
蔦屋書店はなぜこのような施設を作ったのだろうか。広報担当者は、同社のミッションは新しいライフスタイルを提案する事であり、ワークスタイルの提案も行っていきたいと話す。
「オフィスやカフェを新しく解釈して作ったのが『シェアラウンジ』です。カフェは、ただコーヒーを飲むだけでなく、コーヒーを通して色んなことが出来る。それはオフィスと共通すると考えました。緑や日差し、美味しいコーヒーといった要素があると、インスパイアされる空間、刺激を受ける空間になるのではないかと思います」
自然の中で発想が生まれるというという考えは、家具や飲食物にも反映されている。飲食物はいずれも健康に配慮したオーガニックなものであるとして、仕事や日常の一休みに楽しんでほしいという。
またコロナ禍以前は、人や発想の交わるコミュニティづくりに貢献するため、イベントやワークショップの開催も多々行っていた。現在は、オンラインイベントに挑戦するなど「新しい生活様式」を取り入れた生活提案も挑戦していくとのことだ。
最後にSNS上での反響について、渋谷のシェアラウンジのスタッフ・池谷僚太さんはこう述べる。
「仕事ができることはもちろん、仕事終わりにはアルコールを飲めるなど、1日を快適に過ごしていただくことが出来ます。こうした他のコワーキングスペースにはないサービスが、インターネット上で注目されたようです。きっかけはフリードリンクかもしれませんが、ぜひ同社の提供する新しいライフスタイルや居心地の良さを体感しに来てほしいです」
広報担当者も『どうせ都内なんでしょ?』というお声もいただきましたが、北海道から福岡まで7店舗ございます。今後も増やしていく予定ですので、ぜひ訪れてください」と話した。
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)