自民党宮城県連が次期衆院選の宮城5区(石巻市、東松島市など)に元タレントの森下千里さんを擁立する方針を固めたと報じられたことを受け、森下さんのツイッターに注目が集まっている。ここ最近のツイート内容に「変化」が起きていた、というのだ。
かつては趣味の釣りやゴルフ、日常の出来事に関するツイートが目立っていたが、今年1月からは国際問題や政治、社会問題に関する投稿が増加。自民党議員のツイートに対しても頻繁に「いいね」をしていた。
東シナ海領空侵犯恐れに「怖すぎます!」
森下さんは愛知県出身の39歳。レースクイーンとして活動を始め、その後はグラビアアイドル、タレントとしてテレビなどでも活躍した。19年12月31日をもって、所属事務所のビクターミュージックアーツとの契約を解除していた。
そんな森下さんのツイッターを見ると、契約解除前までは趣味のゴルフや釣り、あるいは日常の何気ない出来事に関するツイートが大半だった。18年6月にはタレント・水野裕子さんとともに沖縄・宮古島で120キロを超える巨大なクロカワカジキを釣ったことで話題に。ネットニュースにも取り上げられた森下さんは「嬉しくて仕方ないです」(18年6月28日)と喜んでいた。
しかし、19年12月31日に自身のブログで所属事務所からの契約解除を報告してから、翌20年11月まで投稿はなし。21年1月からは以前のようなペースで投稿を再開し、自撮り写真やブログ記事の投稿などを中心に更新していた。
しかし、以前はなかった硬派な内容の投稿も目立つようになった。1月22日には防衛省統合幕僚監部の公式ツイッターが投稿した、東シナ海において領空侵犯の恐れがあったというツイートに対して「怖すぎます!」と反応。また、1月26日には、ウイグル人女性の証言を漫画化した作品を紹介し、「改めて、ウイグルの方々が受けている苦痛に胸が痛くなります」と呟いていた。