「わざわざ自分の株を下げる内容」なのに...
これら、「ゲーム廃人」「借金王」「極度のものぐさ」という、三者三様の「ダメ人間」がメディアに登場したわけだが、そうであるにもかかわらず、このダメ人間ぶりが報じられるや、3人には「本田翼ちゃんの休日のゲーム時間8時間てなんかに載ってて...分かるー分かるよーって共感した」「借金1200万。それでも、なお生きていけるって凄いなぁ...」「ちゃんとお風呂に入ってる時点で面倒くさがりじゃないと思う」といった絶賛の声がネット上に殺到してしまったのだ。
これら、芸能人による自らの「ダメ人間アピール」だが、以前からことあるごとに行われてきたのも事実。現に前日となる2日には、フリーアナウンサーの鷲見玲奈さん(30)が「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で、洗わなければならない食器を減らすべく、料理をした際にはフライパンから菜箸で直接食べるというエピソードを披露しており、やはり、「ダメ人間アピール」を行っていたのだ。
ただ、これらのアピールに共通しているのは、「わざわざ自分の株を下げる内容」であるにもかかわらず、「自ら進んで暴露している」という点だ。一般人であれば他者に話すことなど間違いなくためらってしまう内容だが、なぜか芸能人たちは嬉々として自らがいかにだらしないかを明かすのである。
ただ、それでも本人たちが自ら進んで暴露している以上、そうすることでさらなる人気を獲得することが出来るのであろう。現に、本田さん、岡野さん、きゃりーさんには絶賛が寄せられたことは前述したとおりである。
そこで、J-CASTニュース編集部は経営コンサルタントで心理学博士の鈴木丈織氏に、「なぜ、芸能人は自ら進んでダメ人間アピールをするのか?」について分析を依頼した。