俳優の菅野美穂さんが主演を務めるドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(日本テレビ系)の第8話が2021年3月3日に放送された。視聴者からは、俳優の豊川悦司さんから放たれるオーラに圧倒される声が多くあがっている。
やっと再会するも「覚えてなくて申し訳ない」
かつて「恋愛小説の女王」として名を馳せた小説家・水無瀬碧(菅野さん)と、「陰キャオタク」でまったく恋愛に興味のない娘・空(浜辺美波さん)の、「トモダチ母娘」が繰り広げるエキサイティングラブストーリー。
第8話で空は、生みの母と育ての母、2人の母を捨てた実の父・一ノ瀬風雅(豊川さん)と再会。流木を拾い、それを売ることで生計を立てている一ノ瀬は、この母娘を見るなり、家に招き入れ話を聞くことに。玄関のチャイムもないような、質素な家で碧は、空が一ノ瀬の子であること、生みの母である女性はもうこの世を去り、その遺志を継いで自らが育ての母となったことを告白。しかし、一ノ瀬の反応はというと「覚えてなくて申し訳ない」とポツリと言うだけだった。
夜更け、2人静かにたき火を囲む
一方、一ノ瀬と会う前、まだ見ぬ父に鉄拳を食らわせに行くと息巻いていた空。再会後、一ノ瀬とともに流木の清掃を手伝ったり、夕ご飯用の魚を釣ったりしているうち、彼の自然な人柄を理解する。夜更け、2人静かにたき火を囲むと、一ノ瀬がこの20年の間、民宿で働いたりストリートミュージシャンとして歌を歌って過ごしたりしてきたことなど深い話に及ぶ。若いころから心血を注いでいた役者の夢をかなえ、家を出て転々としながらも、「人との繋がりを大事にする」... そんな彼の生き方に、空は「渡り鳥みたい」と微笑むのだった。
また、作中では、かつて大ブームを巻き起こしたドラマ「愛していると言ってくれ」(TBS系、1995年)のころと思しき若かりし頃のブロマイドが登場。時を経て、さらに味わい深くなった豊川さんの繊細な演技や佇まいに対し、視聴者からは「やっぱりさぁここでトヨエツ投入はずるいよねぇ どう頑張ってもかっこいいもん...」「豊川悦司のかっこよさに圧倒された回だった... 歳を重ねて、きちんと時間分の深みを持てる人って本当に素敵だ」「『マジただのクソ男だな!』ってなる所だけど、トヨエツが演じることで何をやっても過去がどんなでもかっこいい...ってなる不思議」などと、その圧倒的な存在感に大きな反響が巻き起こっている。