日経「筆者とのやりとりや編集判断に関するご質問にはお答えできません」
また、鈴木氏は2月16日の寄稿記事「そのうちモーツァルトも上演禁止に」でも、自身のジェンダー観を述べていた。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗・前会長(83)の女性理事をめぐる発言に言及し、「ここまで『女性蔑視』と騒ぎ立てる話なのだろうかと思ったりする」などと持論を展開した。
森氏については次のように評している。
「森氏が座談の名手とされている鍵は、日ごろ、多くの人が思ってはいても、建前上、言葉にしてしまうと、一斉に批判をされそうなことを、軽妙に本音ベースで語り、『本当は皆さんもそう思っているはず』という言葉が、的を突いていることが多く、『まったく』といった共感の笑いを誘って、座を盛り上げるのが、天性、巧みなのだろう」
日本経済新聞社広報室に3日、削除した箇所や不適切と判断した理由などを質問したところ、「ご指摘の記事については一部不適切な表現があり、筆者の承諾を得て当該部分を削除しました。筆者とのやりとりや編集判断に関するご質問にはお答えできません」と答えるにとどめた。