予備校「武田塾」一部校舎で「やらせ口コミ」 社員が塾生装い高評価投稿...運営会社が謝罪

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「今後同じことを繰り返さないように努めます」

   グーグルマップの口コミを充実させるなどして、検索時に自社の地図情報の上位表示を目指す施策は「MEO(マップエンジン最適化)」または「ローカルSEO(検索エンジン最適化)」と呼ばれる。一般的なウェブマーケティング手法で、注力する企業は少なくない。

参考:学習塾の検索結果
参考:学習塾の検索結果

   しかし、武田塾のように消費者を装った宣伝行為は、いわゆるステルスマーケティング(ステマ)に該当する。グーグルも「自分の店やサービスのクチコミを投稿すること」を禁止している。

   柏市の校舎を運営するアカデミー・オブ・ファースト・パシフィック(東京都目黒区)は2日、J-CASTニュースの取材に「この度は、弊社が運営しております柏校で不適切な指示があり、みなさまに多大なるご迷惑・不愉快な思いをさせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます」と事実と認め、謝罪した。

   同社は、武田塾を運営する「A.ver」(東京都文京区)のフランチャイズ加盟店に当たり、約40校舎を展開する。

   同社によれば、校舎長の指示で社員が口コミ投稿を依頼し、「校舎長の認識の齟齬(そご)により起こった事案」と説明する。動機は「グーグルの口コミ掲載がなく、数を増やすため」。

   会社や本部であるA.ver社の関与は「一切ございません」と否定した。チャット上では他校舎での実施も示唆されていたが、「他校舎で行ったという報告は受けておりません。校舎長からは『そのような話を聞いたことがあったため』に書いたと聞いています」と釈明する。

   関与した社員には厳重注意をし、「社員研修や制度を見直し、今後同じことを繰り返さないように努めます」としている。

(J-CASTニュース編集部 谷本陵)

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