JR函館線「コロナ運休」が深刻化した背景 ローカル線の苦境が原因?識者の見解は

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都市部と地方の違いも影響?

「都市部の大手鉄道会社では部門ごとに施設や動線は分かれていて、違う部門の社員が接触することは少ないですが、地方では広い線区を少ない拠点で管理していて、同じ施設を共用していたり、乗務員の予備人員も少なかったりするために大規模運休という事態になってしまったのではないでしょうか」

とJ-CASTニュースの取材に推測するのは、自身も鉄道会社勤務経験がある鉄道ライターの枝久保達也さんである。

   東京でも都営地下鉄大江戸線の運転士に新型コロナ感染者が相次いだために、20年12月27日から21年1月11日まで通常の7割程度の本数に減便されたことがあった。鉄道各社では、新型インフルエンザ等の感染症で多くの社員が出勤できなくなった場合に備えたシミュレーションを策定している。

   枝久保さんによれば「具体的な内容は事業者によって異なりますが、例えばもし現場社員の4割が出勤できなくなれば、ラッシュ時の運行本数を通常に2割から5割程度に削減、といったプランを策定しています」とのことである。

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