2021年3月1日、巨人・田口麗斗投手(25)とヤクルト・廣岡大志選手(23)の電撃トレードが発表された。期待の若手である廣岡選手の突然のトレードに際し、ヤクルトの球団マスコット「つば九郎」が惜別のブログを投稿している。
廣岡選手はショートや二塁手、外野手としての試合出場経験もあるユーティリティープレイヤーだ。2015年にドラフト2位で入団し、守備・打力ともに将来性が期待されるヤクルトのホープだった。
「はなのおくが、つんときた」
つば九郎は1日昼、「たいしくん。」と題したブログを投稿し「これが、ぷろってやつなのか~。」と複雑な気持ちを吐露した。ブログには、スーツ姿の廣岡選手とつば九郎のぬいぐるみが並んだ写真が掲載されている。
つば九郎はキャンプ後の球団事務所に呼ばれ、廣岡選手本人からトレードの報告を受けたという。
「さみしい。せつない。ほんにんから、だいすきなやくるとすわろーずから、じゃいあんつへとれーどになりました。のことばをきいたとき、はなのおくが、つんときた。こみあげるものが」とショックを受けたことを明かした。
寂しい気持ちを感じつつも「でも、せ・りーぐゆうしょうちーむのじゃいあんつから、およびがかかるなんて、すごいことです」と綴ったつば九郎。廣岡選手に「これからもよろしくね、おうえんしてるよ!」とエールを送り、握手ならぬ「あくてば」を交わしたという。
「じゃいあんつふぁんのみなさん、ひろおかたいしくんを、よろしくおねがいいたします。」として、移籍先の巨人ファンへのアピールも欠かさなかった。
「ひろおかくん、たおるは、まわさないからね~でへへ。」と、巨人の応援名物である「オレンジタオル」をふり回す応援はしないと「つば九郎節」で結んでいる。