2021年2月27日未明、ポケットモンスター(ポケモン)のゲームソフト「ダイヤモンド・パール」(06年発売、ニンテンドーDS向け)のリメイク作品となる「ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」(ニンテンドースイッチ向け)が2021年冬に発売されることが発表された。
15年越しの「リメイク」決定に、ネット上のポケモンファンは歓喜に沸いた。一体どんな層が発表を喜んだのか。ツイッターを分析して、浮かび上がってきたものは。
「リメイク」までのスパンは過去最長
「ダイヤモンド・パール」(ダイパ)はポケモンシリーズの完全新作4作目として06年9月に登場。神話が眠る自然豊かな「シンオウ地方」を舞台に、ポケモンとの冒険を繰り広げるストーリーだ。2作品合計の国内販売本数は500万本を超え、ニンテンドーDS向けソフト屈指の大ヒット作品となった。
今回、そのリメイク作品として発表された「ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」は、「ダイパ」のストーリーはそのままに、ニンテンドースイッチで「懐かしの場所」をもう一度冒険できるとしている。
ポケモンシリーズのゲームでは、96年に1作目の「赤・緑」が発売されて以降、数々のリメイク作品が世に送り出されてきた。「赤・緑」のリメイク作品「ファイアレッド・リーフグリーン」は04年に発売。99年発売「金・銀」のリメイク「ハートゴールド・ソウルシルバー」は09年に、02年発売「ルビー・サファイア」のリメイク「オメガルビー・アルファサファイア」は14年に、それぞれ発売されている。原作からリメイクまでのスパンを見ると、「赤・緑」が8年、「金・銀」が10年、「ルビー・サファイア」が12年となっている。
今回の「ダイパ」のリメイク版は、これらよりも長い15年の期間を経て登場することになった。そのため、ネット上のポケモンファンの間では、数年ほど前からリメイクへの期待が絶えず。ポケモンの新作ゲームがYouTubeの公式チャンネルで発表されるたびに、「ダイパリメイク」というワードがツイッターのトレンドに入るのが、おなじみの光景となっていた。
「ダイパリメイク」の念願がようやく叶ったことを受け、ツイッター上のポケモンファンたちは「やったあああああああああ」「首を長くしてずっと待ってた」と喜びを爆発。インターネット掲示板「5ちゃんねる」の実況板「なんでも実況J」(なんJ)でも、発表から24時間以上経っても「ダイパリメイク」を語るスレッドが連続で立ち続けるなど、反響が広がった。