「親の七光り」批判を乗り越えて フジ永島アナが女性視聴者にも愛される理由

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   誰もが納得の人事だろう。フジテレビ「めざましテレビ」でメインキャスター(MC)を務めていた永島優美アナウンサーが2021年3月29日にスタートする新番組「めざまし8(エイト)」のMCに就任することが決定。俳優の谷原章介と初タッグを組む。

   22年の長い歴史に終止符を打つ「とくダネ!」の後番組となるだけに重圧がかかるが、フジテレビの関係者は絶大な信頼を口にする。

  • 永島アナの公式ブログ「優美です」より
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  • 永島アナのインスタグラム(@yuumi_nagashima)より
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名実ともにフジのエースアナに

「永島アナなら大丈夫。めざましテレビで抜擢された時の逆風の方が凄かったですから。彼女は努力家だからその壁を乗り越えて老若男女に愛されるアナウンサーになった。もう『親の七光り』と揶揄する声が全く聞かれなくなったことがその証です」

   確かに永島アナのたどった道のりは順風満帆ではない。

   父は元サッカー日本代表でスポーツキャスターの永島昭浩。14年に入社すると、2年後の16年4月に加藤綾子アナの後任として「めざましテレビ」のMCに抜擢される。当初はアナウンス技術が高いとは決して言えなかった。

   ニュースで噛んでしまう場面も度々見られたことから、

「父親譲りでよく噛むからニュースが頭に入ってこない」
「加藤アナの後任には荷が重い。すべてが劣って見える」

など辛辣な意見も多かった。

   ただ、明るさを絶やさず周囲に気配りができる姿勢でアナウンス能力も向上。何よりも熱意がテレビ越しに伝わってくる。コツコツと実績を積み上げると、見方が変わってきた。同番組は18年から3年連続で民放同時間帯視聴率1位を獲得。永島アナは名実ともにエースアナウンサーへと成長を遂げた。

女性からの人気が高い理由は

   永島アナの強みは女性視聴者からの人気が高いことだ。個性を前面に出す性格でなく、一歩引いて進行する姿がその秘訣だろう。ネット上では

「永島さんは見る度に好きになっていく。雰囲気が柔らかくて、前に出しゃばらない。ニコニコしているけど、涙もろいところとか凄く人間味を感じる。同性だから男性の見方と違うかもしれないけど、女子アナの中で一番好きです」
「永島アナは他の女子アナと違って、アナウンサーという仕事が好きという熱意が伝わってくる。スキャンダルとかフリー転身とかの話もないし、地に足がついている。私もお母さんも大好きです」

などのコメントが。

   5年間MCを務めためざましテレビを3月に卒業することが決まり、永島アナは同番組内で「自分の中では卒業というよりは節目として、また『めざましテレビ』の新たな可能性を広げられるように、精一杯4月からも頑張ります」と誓った。

   今後のさらなる活躍が期待される。

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