ピアノのそばに「クレベリン」で「弦さびた」報告 大幸薬品に見解を聞いた

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大幸薬品「ピアノの金属部分が腐食する恐れはあります」

   このほか、色物の繊維についても、漂白する可能性があるため、間近での使用は控えるよう呼びかけている。

   ピアノの弦がさびるかについて、大幸薬品の広報部は2月25日、J-CASTニュースの取材にこう答えた。

「主成分の二酸化塩素には、酸化作用があり、ピアノの金属部分が腐食する恐れはあります。二酸化塩素は、空気より重いので、下に流れていきます。クレべリンは、ピアノから離れた棚の上などに設置するのがよいでしょう。その際でも、長期間不在にして、練習などの人の出入りのない密閉した部屋に置くのはよくないので、別の部屋にクレべリンを移動してもらえれば。パソコンやエアコンなどについても、クレべリンを通常の使用状態ならいいですが、心配なら離したところに置いてもいいでしょう」

   クレべリンについては、コロナ禍の中で部屋などに置いているとのSNS投稿も目立っている。

   とはいえ、消費者庁は2014年3月、二酸化塩素を発生させるグッズを部屋に置いたり首にかけたりするだけで「空間を除菌できる」とうたった宣伝には根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認など)に当たるとして、大幸薬品など17社に再発防止などを求める措置命令(行政処分)を出した。同社ではその後、クレべリンについて、「ご利用環境により、成分の広がりは異なります」といった注釈を付けるなどの対応をしている。

   新型コロナに関連しては、「よくあるご質問」サイトで、「日用雑貨品のため、特定ウイルス・菌、疾病等に対する効果・予防等を謳うことはできません」と説明している。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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