「ボランティアを辞退する人数が減らないのが問題」
また、別の大会関係者は「組織委員会の幹部はもっと危機感を持つべきだ。ボランティアの辞退者がいかなる理由で辞退したのかは分かりませんが、この状況を深刻に受け止めるべきだと思います。大会運営に支障があるとかないとかの問題でなく、ボランティアを辞退する人数が減らないのが問題だと思います」と持論を展開した。
森前会長の後を受けた橋本聖子会長(56)は24日、国際オリンピック委員会(IOC)理事会にオンラインで参加し、男女平等の推進チームを設置することなどを報告。新型コロナウイルス感染症対策にも積極的に取り組む姿勢を見せ、東京五輪・パラリンピックのニューリーダーとして精力的に活動している。
橋本新体制のもと動き始めた東京五輪・パラリンピック。IOCのトーマス・バッハ会長は今回の会長交代劇について「円滑な交代が行われた」と語ったという。約5カ月後に大会開幕が迫るなか、大会ボランティアの辞退者に歯止めはかかるのか。五輪聖火リレーは3月25日に福島県・ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジを出発する。