「本人のSNSで、注力したいヘアスタイルの投稿を増やすため」
男性美容師も2月16日、自身のツイッターで、「お客様を見た目で判断する様な対応をしてしまった」と認め、「この度は、アプリminimoにて 私の軽率な行動により沢山の方に不快な思いをさせてしまい大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。
しかし、その後も、この美容師や美容室へのクレームは止まなかった。
自分の顔写真を送っても、イメージと違うとして予約をキャンセルされたとアプリでのやり取りの画像を投稿する人も現れた。また、予約に当たって、客のインスタグラムなどのフォロワー数に条件を付け、無料とするのは5万人以上などとするやり取りの画像もアップされるなど、ネット炎上が続いた。
美容師は、自らのインスタで、月に最高で300人から指名される実力だと紹介し、ヘアスタイルの写真を投稿するたびに、自ら開設したとみられるいくつかのアカウントから「いいね」やコメントを付けていた。
こうした騒ぎを受けて、美容室のオーナーは23日、「弊社従業員の不適切表現に関するお詫び」と再度の謝罪文をツイッターに投稿した。
そこでは、美容師が客の顔をランク付けした理由について、次のように説明した。
「今回の行動の意図を確認したところ、本人のSNSにおいて、本人が注力したいと考えているヘアスタイルに関する投稿を増やすために行ったものであるということを確認致しました。また、Instagramのコメント欄への本人によるコメントも、PV数を上げるためのものであることを確認しました」
そのうえで、会社が容貌による差別的な対応を許容したことは一切ないとして、本人に厳重注意のうえ自宅謹慎としてもらっていると明かした。今後は、一から指導するとしている。