美容師が客の顔をランク付け 原宿の美容室が「不適切表現」認め謝罪、本人は謹慎処分に

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   東京都内の美容室で働く男性美容師が、スマートフォンのスタッフ予約アプリ「minimo」で主に女性客に顔写真を送らせ、ランク付けして可否などを判断していたとして、この美容室が釈明に追われる騒ぎになっている。

   美容室の店長によると、一般客ではなく撮影モデルなどになるメニューでのことだったという。ただ、この美容室は、「不適切表現」があったとしてオーナーのツイッターで謝罪した。

  • 客の顔ランク付けの目的は?(写真はイメージ)
    客の顔ランク付けの目的は?(写真はイメージ)
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Sランクは「全て無料」、Dランクは「カットのみ」

   顔のランクには、トップの「s」から「A」「B」「c」「D」まであった(ランクの表記は原文ママ)。sは「全て無料」で、A、B、cは、カラーやトリートメントに違いがあり、Dは「カットのみ」と書かれていた。

   このminimoでのやり取りは、2021年2月16日にツイッター上で報告され、利用客と見られる女性は、ありえないことだと怒りを露わにしている。

   男性美容師は、渋谷区内の美容室「navile原宿」のスタッフで、経験4年の「人気No.1」とうたい、問い合わせの段階で顔が分かる写真を送るよう求めた。それを見て施術を行うか決めるとし、あるメニューでの予約に当たっては、先述のランク条件を挙げ、「かなり審査レベルは高い」とした。

   女性による投稿は、1万件以上もリツイートされ、様々な意見が寄せられている。厳しい声の方が多く、「酷すぎ...」「むしろ顔に自信が持てない子をかわいくしてこそ美容師でしょ」「同じ美容師として悲しい」などと書き込まれている。

   これを受けて、美容室のオーナーや各店長が16日のうちにツイッターを更新し、男性美容師が個人で管理していたアプリの投稿内容を自分たちが把握していなかったとして、「この度はこの様な失礼な文面、内容での掲載で不快な気持ちにさせてしまい本当に申し訳ございません」と謝罪した。監督不行き届きも認め、本人には投稿を止めさせたと説明した。minimoの個人アカウントは、24日夕現在では削除されている。

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