【追記あり】EGOIST公式が乗っ取られた? 謎のトルコ人女性にファン動揺...所属会社は「原因究明中」

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   日本の音楽グループ「EGOIST」は2021年2月24日、公式ユーチューブ上に「経路不明の動画」の動画がアップロードされたとして、視聴を控えるようツイッターで呼びかけた。

   ユーチューブ上には前23日、グループとは無関係の外国人女性の動画が投稿されていた。トルコのアーティストのミュージックビデオとみられ、ファンの間では「誰だこの人」、「EGOISTのチャンネル乗っ取られた?」と動揺が広がっている。

  • EGOIST公式ユーチューブチャンネルより
    EGOIST公式ユーチューブチャンネルより
  • 音楽サービス「Apple Music」にも
    音楽サービス「Apple Music」にも
  • EGOIST公式ユーチューブチャンネルより
  • 音楽サービス「Apple Music」にも

「EGOISTセキュリティ担当起きて」

   EGOISTは、アニメ「ギルティクラウン」のヒロイン「楪いのり」がボーカルを務める架空の音楽グループとして結成された。エンターテインメント・ユニット「supercell」のコンポーザー・ryoさんがプロデュースを手掛け、アニメ終了後も活動を続けている。代表曲としては「名前のない怪物」、「英雄 運命の詩」などがあげられる。

   23日22時ごろ、公式ユーチューブチャンネル上に「Egoist - Eyvah」というタイトルの動画が投稿された。動画には黒い額当てと真っ白なワンピースをまとった外国人女性が登場する。結んでいた髪を振りほどき、カラフルなインクを壁や床に塗りながら、外国語で歌を熱唱している。

   今までのEGOISTとはかけ離れた雰囲気の動画だ。SNS上のファンの間では動揺が広がった。

「EGOISTの公式チャンネルどうした!?!?通知来た!と思ったら知らない外国人の曲なんだが!?」
「EGOISTの新曲きた・・・!!誰だよ(食い気味)」

   中には、乗っ取り被害を心配する声もあった。

「EGOISTがYouTubeで謎の動画上げてるんだけど、アカウント乗っ取られたの?」
「EGOISTセキュリティ担当起きて」

「万が一に備え、動画の視聴はお控えください」

   この件について翌24日朝、EGOISTは公式ツイッター上でこう説明した。

「昨日(23日)22時頃 EGOIST Official YouTube Channelにて経路不明の動画がアップロードされました。
該当動画に関しまして現在原因究明中となりますが、万が一に備え、動画の視聴はお控えください。
この度は皆様にご心配をおかけしまして申し訳ございません」

   当該動画は20時現在、公開されたままになっており、5万6000回以上再生されている。また音楽配信サービス「Apple Music」にも同じ動画が日本の「EGOIST」として公開されている。

   なお、当該動画のキャプションにはこう記されている。

「Music video by Egoist performing Eyvah. (C) 1999 SONY MUSIC ENTERTAINMENT TURKEY」

   どうやらこの動画はメルテム・タシュクランさんがボーカルを務めるトルコの「Egoist」という音楽グループのミュージックビデオだとみられる。

   J-CAST ニュース編集部は24日18時、日本の「EGOIST」が所属するソニー・ミュージックエンタテインメントの広報・CSRルーム担当者に、経路不明の動画がApple Musicやユーチューブ上に投稿されたのはなぜなのか、削除予定はあるのかなどを電話で尋ねた。

   担当者は「事実は認識している」と話す。子会社であるソニー・ミュージックレーベルズと原因究明に努めており、これ以上は回答できないとした。

   また、トルコの「Egoist」とソニー・ミュージックエンタテインメントの関係についても、同社は海外事業を担っていないため、現在は回答できないとのことだった。

   (25日16時50分追記)

   EGOISTは公式サイト上のお知らせで25日、今回の事態が起こってしまった理由についてこう説明した。

「海外のソニー・ミュージックグループより"同一名義"アーティストの別商品が公開・配信されて、意図しない形でEGOIST Official YouTube Channel、およびその他の一部デジタルサービスのEGOISTアーティストページに紐付いてしまったことに起因しておりました」

   現在は、海外のソニー・ミュージックグループとの連携や関連会社の協力を得て、ユーチューブ含む各デジタルサービスでの紐付けが解消されているという。

   今後は、海外のソニー・ミュージックグループと連携を図ることで再発防止に努めるとし、混乱を招いてしまったとしてユーザーに謝罪した。

「多くのユーザーの皆様に、混乱を招いてしまい、ご心配とご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます」
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